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Junk Mind D.N.A.

ことばがかいてあります。

守れなかった約束を

忘れきれない己の弱さか

忘れず奥歯で噛み締めて
血肉に変える、己の強さか

それとも


守れなかった約束を
その罪悪感を 後ろめたさを
誤魔化すための
ただの詭弁か

痛いのも辛いのも、もうたくさんだし
泣くのだって、もうごめんだ
みんながそう思っているのに
苦痛も悲哀も、この世界から無くならない

戦争ですら

「平和は戦線の後方」という捉え方もあるらしい
前線で死に行く兵士に背を向けている、欺瞞だと
でも、それで良いのかもしれない
人間がそういう風に出来ているのなら、それで

罪と穢れで出来た模造品には、その程度が限度なのかもしれない

だからこそ、僕らは人を愛するし、平和を求めるのだと
そう考えれば納得がいく

約束だって、守れないものだと思ってしまえば
それで

後ろを向くな前を向け
そんな強い言葉は、みんな知ってる
でも、それが出来ずにいる
それはきっと、そういう仕組みになっているから
だからこそ、前を向き続けられない人間だからこそ
前を向くことの大切さを理解することが出来る

出来ないことを知っているから
やろうと思える
出来ることなら、ぎりぎりまでやらない
そういうものなのかもしれない

いつも空は完璧だけれど
青空だけの空を完璧とは言わない
雨も嵐も受け入れて、それでもいつかは必ず晴れるから
だから空は完璧
涙を流しても、苦痛に悲鳴を上げても
ただ、そこに在り続ける
逃げ出すこともせずに

約束の価値は
その約束が守れないと知っていてもなお
守ろうと強く思えること
それは、結果ではなく過程
常に結果を求める現代社会とは違う
努力賞で認めてくれる、唯一のもの
……そう思うのは、あるいは僕の弱さなのかもしれないけれど

赦したいと思った
たくさんのことを、赦したいと思った
好きがなければ嫌いもない
何もかも同じなら、嫌いはなくなる
でも、好きもなくなる
そんなことも考えたけれど
あらゆるものを赦し、受け入れ、愛することは
それほど悪いことじゃないのかもしれない
それほど簡単なことじゃないとは分かっているけれど

伸ばした指先に触れるものがなくても
伸ばし続けていれば、いつかきっと掴めるはず
握り締めた拳じゃあ、何も生み出すことは出来ない
誰かの助けに、応えることすら出来ない
誰かに助けを求めることも

愛するキモチは弱さじゃない
愛するキモチは穢れじゃない
愛するキモチは罪じゃない
何度も繰り返してしまうのは
多分それが、行過ぎれば罪科になることを知っているから
でも、限定された愛情なんてどこにもない

大きな矛盾を孕んでいるのは、僕らだけじゃない
世界ですら矛盾を内包して存在を広げているのに
僕らが一切の矛盾を赦さないなんて、ただの傲慢だ
無知だ
だから僕らも矛盾を受け入れるべきなのかもしれない
受け入れて、初めて見えるものがあるのかもしれない

分からなくなったこと
分かるほどに、分からなくなること

どうして僕らは、約束をするのだろうか?
そんな簡単なことすら、今じゃ思い出せずにいる
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  1. 2007/07/16(月) 01:26:20|
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