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Junk Mind D.N.A.

ことばがかいてあります。

例えば、伸ばした指の先に

眩く輝く月が無く
白く濁った夜の中で
頼るものすら何も無く
叫ぶ声すら闇に消え
虚ろな影に喰われるとしても……

それでも僕はきっと
貴女の元へと行くのだろう

母の元へと走る 幼子のように


例えば、僕がやってきたことが
全部間違いだとして
明確な「正解」が他に用意されていたとしても
僕は多分、揺るがないと思う。

過去の自分が選んだ、その先に今の僕がいて
間違いも後悔も全部ひっくるめて
僕はこの先も、進むしかないんだから。

糾弾されようが罵倒されようが、別にどうでも良い。
今の僕じゃあまだ、「取り返しのつかない失敗」なんて出来やしない。
それほど高みに来ていない。
間違っているのも、救えないほどに愚かなのも
既に知っている。
自分が狂っているのも、はっきりと。

ああそうか……。
こんな無頼の気持ちは、初めてじゃないんだ。
ずっと、ずっとずっと思っていたんだ。
またここに、帰ってこれた。
またここから、やり直すことが出来る。

遠回りでも、逆戻りでも、知ったことか。
時間が流れた分、僕だってたくさんの物を得てきた。
失った物よりも、多くの物を。
だからきっと……
これからの僕は、揺るがない。


どうでも良いことだけど
昔、良く仕事で通っていた場所が、今日大雪だったみたいで。
そんな話を聞いて、
「ああ、そういや俺もそんなことあったなあ」って
すごく懐かしく思えました。

夜警の巡回中、先輩が前に住んでいたアパートをじっと見て、
少し、笑っていました。
彼がどう考えていたのかは分からないけれど
きっとその気持ちは、僕の糧になると思うのです。

自分勝手なのは、百も承知ですがね。

そういう「懐かしさ」と、過ぎた時間と触れ合う優しい「微笑み」
その二つを、次回作「僕らの青年期~灯」に織り込みたいと思います。


「色々あったけどさ……色々あったから……だから……」
 思い出す。アイツがくるくると回りながら言った、たくさんの言葉を思い出す。
「やっぱ、楽しかったよな?」
 そう、僕は一人で呟いた。
 変わってしまった景色と、流れ続ける時間。
 夜をほんの少しだけ退ける、オレンジ色の街灯。
 あの頃の、アイツみたいに僕は歩く。
 大股でどたばたと、暴れるようにコミカルに歩いてみる。
 思わず、鼻歌を唄っている自分に気付いて――
「……っはは」
 ガラにもなく、素直に、シンプルに笑うことが出来た。
 僕は歩く。
 街灯と街灯を、飛び石のように渡りながら。
 きっと今夜は――
 とても深く眠れるに違いない。
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  1. 2005/12/28(水) 03:30:52|
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