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Junk Mind D.N.A.

ことばがかいてあります。

移り行く街並みを

横目で、他人事のように眺めながら
自分自身のことだけに必死になって
出来るだけ真っ直ぐに、そう思って
日々を過ごしてきた

ただ、それだけだった



この先、どこに至ろうとか
どこかに至れるのだろうかとか
そんなことは、考える余裕なんてなくて
それでも世の中は凄い速さで変わり続けていて
僕自身も、その中の欠片のひとつで
いつも、振り返ればとんでもない遠くへ来たものだと
気が遠くなるような恐怖を感じていた

失うこともあったし
得たものもあったけれど
どれもこれも、ピンとこない

着たい服が似合うとは限らないとは良く言ったもので
他人から見れば、僕が今の場所にいるのは
とても見当外れなのかもしれない

でも僕は必死にここまで辿り着いた
自分でも今着ている服が好きじゃないし、似合っているとも思っていない
もっと言うなら、自分自身を弁護するつもりもない
今よりもっと上手く立ち回れたはずだ、とも思う

余計なものが多過ぎて
いつでも僕は僕自身に振り回されて
他人から見たら「何でそんなことを?」と思われるような
そんな言動ばかりを繰り返して
その真意・本質なんて
結局のところどうでも良くなってしまう

積もり重なる時間の粒の中で
僕の見たかったものは、ただ褪せてゆく

遠くへ行きたかった訳じゃないし
高い場所を目指していた訳でもない
前に進むのも、後ろに戻るのも求めてなかった
ただ、ここで真っ直ぐに立って
誰に恥じることなく、顔を上げることだけが
それだけが僕の目標だったのに

今ではただ、真っ暗な中で叫びを上げている
ただの人形みたいになってしまっている
渇いてひび割れた、顔に口しかないマネキン
叫んでいるだけの、出来損ないのシュールレアリスムみたいな

一体、誰が認めてくれるというのだろう?
僕が人間だと

虫のように生きたかった頃もあったし
野良犬のように生きていた頃もあった
風船のように生かされていた頃も
朽ち木のように生きた記憶をただ消費していた頃だってあった
でも僕は、いつだって人間になりたかった

余計なものが多すぎたのかもしれない
ただ、素直に求めれば
求め続けるだけでは、足りなかったのだとしても

全ては過ぎ去って遠い昔のことなのかもしれないし
まだ何も始まっていない遠い先のことなのかもしれない
可能性は折り重なり、試算の結果は僕には分からない
水が上から下に流れるように
遠く、高い場所からなら、きっと分かるのだろうけれど

でも僕は人間だから
そんな場所には行けない
分からないまま、今日も明日も
悩み、悔やみ、苦しみ、
笑い、悦び、忘れてゆくのだろう

そういう全部が怖いから
こうやって自分自身にだけ向けて
文章をただ書いているのかもしれない


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  1. 2014/07/20(日) 20:22:30|
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